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BluE NexusがAutomotive Innovation Awards 2022を受賞

プレスリリース

10/19 2022

 フランス パリで開催されたEQUIP AUTOにおいて、当社のeAxleが7つの「Automotive Innovation Awards 2022」のうちの1つを受賞しました。受賞製品である eAxleは、モーター、インバーター、トランスアクスルを一体化したBEV用電動駆動モジュールであり、BEVの燃費向上に貢献する革新的な製品です。

 

 「Automotive Grand Prix for Innovation」は、2年に1度開催されるEQUIP AUTO内のコンテストです。コンテストは、7つの部門別に行われ、ジャーナリストで構成される審査員に対して、出展者が革新的なソリューションを提案する形で開催されます。その1つである「Original Equipment and Tires」部門において、当社のeAxleが関係会社であるAISIN EUROPE SAから出展され、受賞にいたりました。

 

 受賞製品であるeAxleは、当社のカーボンニュートラルへの取り組みを具現化し、BEVの燃費向上に寄与することが実証されたクラス最高峰の製品です。

 

BluE Nexusのはじまり

 当社は、2019年4月に設立された電動化システム・電動駆動モジュールの開発・販売会社です。アイシンとデンソー、トヨタの電動化における強みを結集することで、世界中のお客様のニーズに応え、電動車のさらなる発展・普及、社会のカーボンニュートラルに貢献していくことをめざしています。

 

 アイシンは、2004年に初めてハイブリッドトランスミッション発売してから500万台以上の電動ユニットを、デンソーは、1997年の初代プリウス発売時から2000万台以上のインバーターを、これまでに開発・生産してきました。

 

 両社の知見に加え、当社の各コンポーネントの最適化やモジュール化に関する知見、車両への適合力を生かすことで、当社として初のeAxleを開発しました。

 

BluE NexusのeAxleがクルマの電動化のカギに

 受賞製品であるeAxleは、FWD 車向けの150kW仕様(フロント)、4WD車向けの80kW仕様(フロント/リア)の3機種があり、TOYOTA新型BEV「bZ4X」に搭載されました。電気自動車の走りの楽しさと燃費の最適化を実現する製品です。

 

 さらに、本製品はデジタルシミュレーションなど、これまでに培ってきた技術から導き出したeAxle内の最適な冷却、熱マネジメント技術の採用、およびインバーターの積層両面技術進化により、出力密度を向上することで、長時間かつ高トルクで出力可能な高い動力性能を実現しました。また、モーターの最適磁気設計、コイルエンド短縮接合技術、eAxle向け低粘度オイル、新RC-IGBTなどの損失低減技術により、トップクラスの電費を実現しました。

 

 そして、インバーターをトランスアクスルに内蔵するBuilt-in構造、モーターの小型化、アウトプットシャフト採用による軸間短縮といった技術で、eAxleの大幅なコンパクト化を実現しています。フロントは前後方向の長さ、リアは高さを低減し、車内空間や荷室空間の拡大に寄与しています。

 

 

 今後も、BluE Nexus、アイシン、デンソーは、それぞれの強みとノウハウを生かし、小型、高効率、低コストな製品開発を進めていきます。また、BluE Nexusを通じて、あらゆる電動車に製品を搭載いただくことで、社会のカーボンニュートラルに貢献していきます。